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霜乃家 -shimo no uchi-

おくやまに もみぢふみわけ なくしかの こゑきくときぞ あきはかなしき

— 小倉百人一首5

百人一首の詩を読んだ、猿丸大夫が住んでいたと言われる、戸隠の山奥にある里「猿丸」にある古民家。

屋根裏に上がると、永年の煤で真っ黒になった茅と、人力で家を建てていた時代の太くて曲がりがカッコイイ梁。

先人たちの知恵と技には、本当に驚かされる。そして、本当の豊かさとはなんだろうと、いつも考えさせられる。

「この家の屋根は、茅葺きに戻そう!」

地域の人が助け合うことで、お金をかけずに維持してきた茅葺き。

いつしか、一番維持費のかかる贅沢な屋根になってしまった現代。

茅葺きの葺き替えは、この地域でも上の世代の人たちはみんな経験している。

それは、厳しい自然の中で生きていくために育まれた、助け合い文化の中での一大行事。

そんな祭りのような文化も含めて、茅葺きの良さがある。

数十年もの間、太陽も雨も風も当たらなかった封印を解いて、ちゃんと屋根の茅を大地の土に還してあげたい。

そんな過程を、たくさんの手に感じてもらうことで、霜乃家をきかっけに、また少しでも茅葺き屋根に暮らす人が増えたらいい。

そして、次の世代に何か伝わるものがあればいい。

そんな想いの人力プロジェクト。

霜乃家かやぶきproject】

 〜トタンの封印から解き放ち、茅葺きのある里山へ〜           

https://www.instagram.com/shimonouchi/

 

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